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推奨別売品の「ラック・スタンド」の違いって?
V-Drumsのドラム・キットは「ラック・スタンド」が推奨別売品でいくつか出ていると思いますが、それぞれどのように違うのでしょうか?
ANSWER
Roland V-Drumsの推奨別売品のラック・スタンドには、「MDS-Compact」「MDS-Standard 2」「MDS-Grand 2」「MDS-Stage 2」の4種類があり、スタンドを開いた時のサイズやマウントできるパッドの数や口径サイズが異なります。
2025.08.05
V-Drumsをはじめとする電子ドラムには、セッティングに適したラック・スタンドというハードウェアが、ほとんどの場合必要です。Roland V-Drumsの場合、それぞれのドラム・キットに合わせて設計されているラック・スタンドを推奨別売品として用意しています。
それぞれのスタンドの共通点は、「シンバル・マウントにはボール・クランプが採用されていて、細かな角度調節が可能」という点です。
MDS-Compact
TD-17KVX2の推奨別売品として発売しているラック・スタンドです。スネア、タムタム、フロア・タム×1、ハイハット、クラッシュ・シンバル×1、ライド・シンバル×1が設置可能です。
タムタムやフロア・タムを取り付けるロッドは角度調節ができます。さらにタムタムのロッドは、クランプがセンター・パイプに付いているので高さも調節できます。
スネア・マウントにはボール・クランプを採用しているので、お好みの角度に調節しやすいでしょう。
一方、コンパクト・サイズであることを優先しているため、センター・パイプの間が狭い点には注意が必要です。
TD-17KVX2同梱のKD-10はセット可能ですが、KDQ-8やKD-12といったキック・パッドはセンター・パイプの間には収まりません。お気をつけください。
MDS-Standard 2
TD-27KV2の推奨別売品として販売しているラック・スタンドです。タムタム、フロア・タム×1、クラッシュ・シンバル×2、ライド・シンバル×1が設置できます。
MDS-Compactと同様に、タムタムやフロア・タムを取り付けるロッドは角度調節ができます。センター・パイプの間にスペースがしっかり確保されているので、大口径のキック・パッドのセットも可能です。
一方で、スネア・マウントやハイハット・マウントは付属していません。これは、TD-27KV2がアコースティック・ドラムと同じようにスネア・スタンドとハイハット・スタンドを使うドラム・キットだからです。
MDS-Grand 2
TD713の推奨別売品として発売しているラック・スタンドです。タムタム、フロア・タム×1、クラッシュ・シンバル×2、ライド・シンバル×1が設置できます。
MDS-CompactやMDS-Standard 2と違って、タムタムとフロア・タムもボール・クランプで細かな角度調節ができるようになっています。また、センター・パイプの間に十分なスペースが設けられており、KD-18-BKなどの大口径キック・パッドもセット可能です。
さらに既出の2つのラック・スタンドと違い、スタンド自体のサイズも大きめです。これによって、タムタムやフロア・タムも大口径のパッドを使うことが可能になっています。
注意点は、MDS-Standard 2と同じようにスネア・マウントとハイハット・マウントが付属していないということです。スネアやハイハットを使うには、それぞれ独立型のスタンドを用意する必要があるので、お気をつけください。
なお、TD713はフロア・タム×2がデフォルトになっています。MDS-Grand 2にはフロア・タムのマウントが1つしかありません。ですが、TD713に2つ目のフロア・タムをセッティングするためのマウントが同梱されていますので、ご安心ください。
MDS-Stage 2
TD716の推奨別売品として発売しているラック・スタンドです。タムタム、フロア・タム×1、クラッシュ・シンバル×2、ライド・シンバル×1が設置できます。
MDS-Grand 2と同様に、タムタムとフロア・タムもボール・クランプで細かな角度調節ができるようになっています。またスタンドのサイズも大きく、センター・パイプの間に十分なスペースが設けられているので、キックもタムも大口径のパッドがセット可能です。さらに今までご紹介した3つのスタンドと異なり、クランプ部分が樹脂製ではなく、金属製になっています。これにより堅牢性が増している点も注目ポイントです。
スネア・マウントとハイハット・マウントが付属しておらず、それぞれ独立したスタンドが必要な点にはご注意ください。
なお、TD716もフロア・タム×2がデフォルトですが、TD716に2つ目のフロア・タムをセッティングするためのマウントが同梱されていますので、ご安心ください。
上位モデルになるほどセッティングの自由度が高まる
今回はRolandから販売している4種類のラック・スタンドをご紹介しました。上位モデルになると、セッティングの自由度が増すという点をご理解いただけたかと思います。
ただ、スネア/ハイハット・スタンドをご自身で用意しなくてはいけないことは、十分にお気をつけください。でも自分好みのハードウェアを探すのも、ドラムを楽しむための一つの要素かもしれません。
ご自身に合ったドラム・セットで演奏をエンジョイしてください!