- 電子ドラム AtoZ
- アコースティック・ドラムと電子ドラムはどう違う?
WHAT’S THE DIFFERENCE?アコースティック・ドラムと電子ドラムはどう違う?
ここでは、ドラム初心者の皆さんが抱く「アコースティック・ドラムと電子ドラムは何が違うのか?」という疑問について、簡単に解説していきます。
まず、アコースティック・ドラムは叩いた打面が物理的に発音します。その一方で電子ドラムは、打面を「叩いた」という情報が音源モジュールに送られ、サウンドに変えて出力しています。その他にも構造や使い方など、以下のような違いがあります。
アコースティック・ドラム | 電子ドラム | |
---|---|---|
音の出し方 | 叩いた打面が物理的に鳴る | センサーで叩く情報を拾い、音源モジュールがサウンドを出力する |
音の種類 | ドラムそのもののサウンド | 音源モジュールによる多彩なサウンド |
音量調整 | 不可(非常に大きい) | 音量調整可。ヘッドフォンの使用で無音練習。パッドの生音も静か |
打感(叩き心地) | 打面の振動や跳ね返りを感じる | パッドの種類(メッシュ or ゴム)によって振動や跳ね返りが異なる |
設置スペース | 広さと防音対策が必要 | コンパクト。静音性もアコースティック・ドラムに比べると高い。防音対策は必要 |
メンテナンス | 定期的なチューニングやヘッドの交換が必要 | 基本的に不要。センサーやパッドの耐久性は叩き方や環境によって異なる |
録音・MIDI連携 | マイク・セッティングが必要 | 録音やDAW連携はPCとUSB接続でOK |
ライブ用途 | 音の迫力・存在感が圧倒的 | 上位モデルはライブでも活用にも適している? |

アコースティク・ドラムの
メリット/デメリットとは
このようなポイントを踏まえると、アコースティック・ドラムの一般的なメリットは以下の通りとなります。
- 表現力・音の迫力が圧倒的である
- 音の出方や強弱に対して狙った通りの変化がつけられる
- アコースティック・ドラムならではの演奏の気持ちよさがある
その一方で、デメリットは以下の通りです。
- 音が非常に大きく、練習環境が制限される
- メンテナンスやチューニングが必要
- レコーディングや編集に時間がかかるうえ、難易度が高い
WHAT’S
THE

電子ドラムのメリット/デメリットとは
アコースティック・ドラムとの比較を前提にした場合、電子ドラムのメリットは以下のようになります。
- ヘッドフォンで静かに練習できる
- 好きなドラム・サウンドで練習ができる/サウンドを自由に切り替えられる
- 音、作曲、練習機能が豊富
- コンパクトで収納しやすい
一方でデメリットは以下の通りです。
- モデルによっては打感がアコースティック・ドラムと異なる
- アコースティック・ドラムに比べたら静かだが、防音対策は必要
- モデルによってはライブ演奏に向かない
いかがだったでしょうか?ドラムと長く付き合っていくためには、アコースティック・ドラムと電子ドラム、それぞれのメリット/デメリットをよく理解することが大切です。皆さんのドラム選びの参考になることを願っています!
DIFFERENCE?