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ドラマー 藤崎誠人の考える、日々のドラム基礎練習

2026.09.07

こんにちは!ドラマーの藤崎誠人です。
2歳から音楽に触れ、10歳でドラムを始めました。YAMAHAアンサンブル・コンテストでは
8年連続で金賞を受賞し、昭和音楽大学ジャズ科で学びながら、ライブやレコーディング活動に参加。
現在はロックやポップスなど幅広いジャンルで演奏しています。
今日は私が日々の基礎練習で大事にしていることをお話します。

どう聴こえるかを意識する

まず練習するときに常に意識しているのが、「ただ練習をこなすだけにならないようにする」ということです。
基礎練習はどうしても作業的になりがちなんですが、現場を想定した音を出すことを常に意識しています。
同じフレーズでも「人前でどう聴こえるか」を考えるだけで、音の出し方やタッチが変わってくる感覚があります。

また、基礎練習をパッドやスネアだけで完結させないことも意識しています。
慣れてきたらタムやシンバル、バス・ドラムも使って、ドラム・セット全体で練習するようにしています。
実際の演奏に近い形で練習することで、音の配置や流れを自然に考えられるようになります。

ドラム・セットで叩く時は、各ドラムのバランスも常に気をつけています。
スネアが強すぎないか、ハイハットが埋もれていないか。バス・ドラムとのバランスはどうかなど、全体としてどう聴こえるか、ということです。
自分では気づきにくい部分もあるので、録音して確認することもあります。

抑揚をつけることと、均一に揃えることの練習

アクセントや抑揚をつける練習も、もちろん大事です。一方で、それと同じくらい「一定の音量で叩き続ける」ことも難しいです。
特に細かい音符は無意識に強弱がつきやすいので、逆に全ての音を均一に揃える練習もしています。
このコントロールができると、アクセントをつけた時の効果もより明確になります。

シンプルなビートでも工夫できることは多いです。
例えば8ビートでもハイハットの4分にアクセントをつけたり、裏拍にアクセントをつけたり。またはすべて均一に叩くなど、いくつかのパターンを試しています。
その上で、例えばバス・ドラムのパターンも変えることでもいろいろな練習ができます。

音符の捉え方と、叩く場所への意識づけ

ここからは少し応用的な内容です。
手足のコンビネーションの考え方も上達に繋がる要素だと思っています。例えばRLF(R=右手/L=左手/F=バス・ドラム)のように3つで区切れるフレーズは、3連符や6連符だけでなく、16分音符のような4つで区切れるリズムに当てはめてみることもあります。逆にRLFFのような4つで区切れるフレーズを、3連符や6連符に当てはめることもあります。

同じフレーズでも、音符の取り方によって聴こえ方が大きく変わります。いろいろなパターンで試すことで、叩けるレパートリーも増えるでしょう。

さらに、叩く場所による音の違いも重要です。同じリズムでもスネア、タム、シンバル、バス・ドラムのどこで叩くかによって印象がかなり変わります。
こういった組み合わせを試していくことで、フレーズのバリエーションが広がっていきます。

このような練習をしていると、「このフレーズはこう使うもの」という固定観念が減ります。
結果として、状況に応じて柔軟に叩き分けられるようになってきます。

演奏曲の反復練習

もちろんこうした練習だけでなく、実際に演奏する曲の練習も大事です。
ライブやレコーディングで演奏する曲は、フレーズ単位で確認したり、苦手な部分を反復練習したりしています。

曲の練習では、ダイナミクスや音色、ノリも含めて再現することを意識しています。
クリックと音源の両方で試すことで、より実践的な感覚が身についていくでしょう。

いろいろな音楽を聴こう

また私は、普段からいろいろなジャンルの音楽を聴くことも大事にしています。
ロックやポップスだけでなく、ファンクやジャズ、R&Bなども含めて幅広く聴くようにしています。
フレーズだけでなくニュアンスにも意識を向けることで、自分の中の感覚が広がっていきます。

自分の好きなドラマーがいる場合は、その人をとにかく研究するのも効果的でしょう。
フレーズやビートだけでなく、音の出し方やタイム感も含めて、できるだけ細かくコピーすることに挑戦してください。

こうした“完コピ”に近い練習を繰り返すことで、自分の引き出しの増加にもつながります。
結果的に演奏スタイルや個性にも派生し、「自分らしいドラム・スタイル」ができあがるでしょう。

練習を楽しむことが大事

今回は私の考えるドラムの基礎練習についてお話しました。
練習方法はさまざまですが、まず一番大事なことは楽しく叩くことです。
皆さんが楽しいと感じる練習で、ドラムに触れてみてください。

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