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V-Drumsの新しい音源モジュールやInstrument Expansionについてのお話

2026.02.04

2024年の秋に発表されたV-Drums音源モジュールV71。そして、2025年の秋に発表されたV-Drums音源モジュールV51V31

この3つの音源モジュールには、従来のV-Drumsにはなかった新しい試みがあります。それは、「音色そのものを増設する」ということです。

今回は、「音色そのものを増設する」ということがどういうことなのか、新音源モジュールの特徴とともにご紹介します。

 

一般的な音源モジュールは、内蔵されている音色以外の音は鳴らせない。

V71が発表される前は、多くの音源モジュールが内蔵されている音色を楽しむことが前提になっていました。たとえ自分好みにカスタマイズできる機能がついていたとしても、その機能を使う前の音色は、内蔵されているサウンドのみ。そのため、グレードに比例して音色数が増える傾向にありました。

例えばRolandから発売されているTD-07TD-02を搭載したドラム・キットは、内蔵音色だけでドラム演奏を楽しむモデルです。このように、電子ドラムに使われている音源モジュールは、メーカー問わず単体で成立しているものが一般的です。

 

では、V71やV51、V31は何が変わったのでしょうか。

 

V-Drumsの新しい試み - 音色を増設するとは?

Rolandでは、Roland Cloudというクラウド・サービスを展開しています。このサービスを使って、V71、V51、V31に内蔵サウンド以外の音色を追加できるようになりました。

これが、従来のV-Drums音源モジュールと大きく変わった点の1つです。この追加できる音色を含んだコンテンツのことを、「Instrument Expansion」と呼びます。Instrument Expansionには以下のような特徴があります。

  • DWを中心としたアコースティック・ドラムやシンバルのサウンドを完全収録
  • Instrument Expansionには複数のサウンドを封入
  • DWのスタジオで収録され、Rolandのスタジオでミックスされている
  • 24bit/88.2kHzの高解像度でサンプリングされている
  • V-Drums音源モジュールV71/V51/V31に対応している
  • クラウド・サービス Roland Cloud UltimateおよびProメンバーシップで使える
  • ライフタイムキーの購入で買い切りも可能

Instrument Expansionは、収録する楽器から収録する場所、編集までこだわって制作されています。こういったこだわりの音色を取り込めるのが、新しいV-Drumsです。

 

Instrument Expansionはどんな種類がリリースされているのか。

2026年1月現在、Roland CloudからダウンロードできるInstrument Expansionは、24種類です。

ドラマー・ポジションは、ドラマーの演奏時の聞こえ方を再現した臨場感のあるサウンド。そしてプロデューサー・ポジションは、プロデューサーが聴くようなクリアなサウンドとして制作されています。

いずれのInstrument Expansionもプリセットでは入っていません。上記リンクからサンプル・サウンドも聴けますので、ぜひご確認ください。

 

V-Drums Kit Packsとは?

次に紹介するのは、V-Drums Kit Packsです。Kit Packsは、Instrument Expansionと違って内蔵音色をカスタマイズして制作されたコンテンツ。V71、V51、V31以外に、音源モジュールTD-50XTD-27TD-17SPD-SXシリーズでもリリースされています。V-Drumsに精通したプロ・ドラマーが監修していて、臨場感のあるサウンドが盛りだくさんです。

現在リリースされているコンテンツは、コチラからご覧いただけます。Instrument Expansionと同様にサンプル・サウンドの確認もできます。

ここまでInstrument ExpansionやKit Packsについてお話しました。新音源モジュールV71、V51、V31に「音色そのものを増設する」ということがどういうことか、お分かりいただけたかと思います。

 

V71、V51、V31は、同じサウンド・エンジンを搭載している。

ところでInstrument Expansionのページをご覧になった方はお気づきになったかもしれません。「V71とV51とV31でコンテンツが1つしかないように見えるけど、一緒なの?」と。そうなんです。3つの音源モジュールに共通のエンジンを搭載していることが、もう1つ大きく変わった点です。最上位のV71は、Rolandの技術が詰まったプレミアム・サウンドを楽しめます。エンジンが共通ということは、V51やV31でも同じサウンドで演奏できる、ということなんです。

グレードは違うけど、鳴らせる音色は一緒。これが新V-Drums音源モジュールの特徴です。

 

操作性や入出力端子などで、それぞれに違いがある。

では逆に何が違うのか、となりますよね。その違いは、それぞれの操作性や背面の入出力端子、筐体素材という点があります。

V71は、ステージやプロ・ドラマーの方にも使ってもらうことを想定した作りになっています。それぞれのパッドの音量を個別に調整できるフェーダー。出音を一時的にヘッドフォンにみにするPHONES ONLYボタン。ドラム・サウンドを個別に送り出せるダイレクト・アウト。ドラマーの皆さまの要望に応えて従来のモデルからアップデートした要素も多いです。また、筐体も堅牢性を重視して金属製です。

次にV51は、全体的なバランスを重視したミドル・クラスの音源モジュール。V71と同じように音量が個別調整可能なフェーダーを、このクラスでは初めて採用しました。またダイレクト・アウトも搭載していますが、チャンネル数はV71よりも少ない2つになっています。自宅での動画投稿や配信などにフィットするモデルとも言えるでしょう。

最後のモデル、V31は自宅練習にお使いいただけるような特徴をもった作りです。新機能が追加されたコーチ・モードをボタンひとつで呼び出せたり、ボタン操作が最小限で演奏できたり。音源モジュール操作に慣れていない方にも使いやすい操作性です。さらにクラスとして初めて、デジタル・パッドをひとつ接続できるようになりました。デジタル・パッドに差し替えることで、より表現力の高い演奏を叶えます。

このように、場所や用途に応じて使い分けできるのが新V-Drums音源モジュールです。

 

自分の求めるサウンドが、新しいV-Drumsで見つかるかもしれない。

V71、V51、V31の内蔵音色は、およそ1,000種類。加えてInstrument Expansionで音源モジュールに保存できるコンテンツは、最大100。膨大な音色を取り込み、演奏することができます。もちろん音源モジュールで鳴らすInstrument Expansionの音色にも、編集ツールV-Editを使えます。今まで以上に広大に広がる音作りの幅。そこにはあなたの求めるサウンドがあるかもしれません。Instrument Expansionは、今後も定期的に拡充予定です。

V71、V51、V31ユーザーの皆さまは、ぜひInstrument ExpansionやKit Packsを一度お試しください!

 

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